
夕方家のチャイムが鳴り、ドアを開けると見知らぬおじさんが立っていました。
なんの勧誘かと様子を伺っていると、開口一番、
「停めてあるミニすげー格好いいですね。
よかったら売ってくれませんか」
なにそれ、初めてのパターンです。
一瞬怯みかけましたが、
「この車はもう2年以上不動で、錆も結構進んでいます。
こんな状態なので売値もつけられないし、私が将来ゆっくりレストアする予定なので、売ることは出来ません」
もう私の人生の半分近くを共に過ごしているミニです。
それを初対面の見ず知らずのおじさんにどうして渡すことができましょうか。
おじさんもあっさりと「そうですよね〜。実は前々からココを通るたびに気になっていて、今日思い切って聞いてみたんですけど、やっぱり大切ですよね〜」って。
そこから家の前で、ミニや旧車談義を30分ほどしておじさんは、「絶対にレストアしてくださいね。動くこのミニ見たいわ〜」と言って、帰って行きました。
家に入ると家族がとても不安そうな顔つきで、「売ったりしないよね」と言って来ました。
30分も話し込んでいたので、売る方向で話が進んでいるんじゃないかと気が気でなかったそうです。
全く初対面のおじさんに家族のミニ愛を気付かされた1日でした。
ちょっといい一日でした。